中小企業にとって、資金調達は常に大きな課題です。
そんな中、新たな資金調達方法として注目されているファクタリングサービスを提供しているファクタリング業者の数は増加傾向にあります。
そこで、この記事ではネクストワン(ファクタリング会社)の口コミ・評判を解説するとともに、メリット・デメリットを解説します。
ネクストワンのファクタリングとは(サービスの内容)
ネクストワンはファクタリング業者ですが、もともとは資金繰りなどの経営コンサルタントを主な事業としていました。
そのため、経営コンサルタントの経験を通じて得た資金繰りについてのノウハウを活かしたファクタリングサービスが期待できます。
ネクストワンの主な特徴として、次の点が挙げられます。
- 法人専門
- 元銀行員、ノンバンク社員など金融業界に精通したスタッフが対応
- 資金調達の成功率96%
- 最短即日で資金調達可能
- 業界最安水準の手数料
- 売掛債権の買取金額の上限なし
これらの特徴から見ると、ネクストワンはなかなか優れたファクタリング業者です。
会社概要
会社名 | 株式会社ネクストワン |
---|---|
所在地 | ■本社 〒101-0047 東京都千代田区内神田3-24-4 9STAGEkanda 6F TEL:03-3254-7557 FAX:03-3254-7573 |
代表者 | 代表取締役 福田 文生 |
資本金 | 1000万円 |
主取引銀行 | みずほ銀行 |
出典:ネクストワン公式サイト
ネクストワンにおけるファクタリングのメリット
ネクストワンのファクタリングには、次のようなメリットがあります。
- 最短即日で資金調達できる
- 手数料が業界最低水準
- 売掛債権の買取金額が上限なし
- 資金調達の成功率96%
- オンライン手続き可能
- 償還請求権がない(ノンリコース)
- 診療・介護報酬ファクタリングの取扱いあり
それぞれ解説します。
最短即日で資金調達できる
ネクストワンにおけるファクタリングのメリットとして、まず挙げられるのは最短即日で資金調達できることです。
ネクストワンを利用することにより最短即日で資金調達できるのは、次のような対応が可能だからです。
- 面談の必要がない
- オンラインでやり取り・契約可能
- 審査時間が短い(→ 約1時間)
中小企業にとって最短即日で資金調達できる業者の存在は、事業をやっていく上でとても心強いことです。
というのは、資金が必要なときに資金調達できなければ、倒産するリスクがあるからです。
そのため、中小企業にとってネクストワンというファクタリング業者は頼りになる存在になるのです。
手数料が業界最低水準
ネクストワンにおけるファクタリングのメリットとして、次に挙げられるのは、手数料が業界最低水準であることです。
というのは、ネクストワンの手数料と他の業者の手数料相場を比較すると、次の表のような結果になるからです。
ネクストワン | 他の業者 | |
---|---|---|
2社間ファクタリング | 5%~10% | 5%~20% |
3社間ファクタリング | 1.5%~7% | 1%~9% |
2社間・3社間ファクタリングとも他の業者よりもネクストワンのほうが、上限の手数料率が低くなっています。
ネクストワンの公式サイトには、手数料が明示されているため、安心して利用できます。
売掛債権の買取金額が上限なし
ネクストワンにおけるファクタリングのメリットとして、3番目に挙げられるのは、売掛債権の買取金額が上限なしということです。
というのは、売掛債権の買取金額が上限なしというファクタリング業者は、なかなかいないからです。
売掛債権の買取金額を上限なしと言えるのは、ネクストワンがそれなりの資金力があるファクタリング業者だからと言うことができます。
売掛債権の買取金額が上限なしであれば、1億円を超える売掛債権を扱っている会社でも、資金調達することができます。
売掛債権の買取金額の下限額は30万円からとなっており、手数料同様、ネクストワンの公式サイトには「30万円~上限無 買取対応」と明示されています。
資金調達の成功率96%
ネクストワンにおけるファクタリングのメリットとして、4番目に挙げられるのは、資金調達の成功率96%だということです。
ネクストワンの公式サイトを見ると、トップページに「資金調達の成功率96%」という文字が目に飛び込んできます(しかも、数字は赤文字で!)
ファクタリング業者の資金調達における平均成功率については、正確な数字はわかりませんが、96%という資金調達の成功率は高いと言えます。
さらに、ネクストワンは公式サイトで「赤字決算や債務超過の状態でも必ず資金調達を成功させます」と宣言していることから、資金調達を成功させるという意気込みが伝わってきます。
そのため、ネクストワンのファクタリングを利用すれば、資金調達できる可能性は高いと言えます。
オンライン手続き可能
ネクストワンにおけるファクタリングのメリットとして、5番目に挙げられるのは、オンライン手続きが可能ということです。
というのは、ネクストワンのファクタリングでは、申込みから契約までオンライン手続きで完結するため、すぐに振り込むことができるからです。
オンライン手続きができれば、最短即日での資金調達が可能なため、ネクストワンのファクタリングでも最短即日の振込みが可能となっています。
ネクストワンにおけるファクタリングのオンライン手続きは、セキュリティにも万全を期しているため、個人情報の漏えいなどの心配もありません。
償還請求権がない(ノンリコース)
ネクストワンにおけるファクタリングのメリットとして、6番目に挙げられるのは、償還請求権がない(ノンリコース)ということです。
償還請求権とは、売掛先が倒産した場合、ファクタリング業者(債権者)がファクタリング利用会社に支払いを請求する権利のことです。
そのため、「償還請求権がない(ノンリコース)」とは、たとえ売掛先が倒産したとしても、ファクタリング利用会社はファクタリング業者から支払いを請求されることはないということになります。
償還請求権がない契約のことをノンリコース契約と言います。
ネクストワンのファクタリングを利用する場合の契約は、償還請求権のない(ノンリコース)契約になります。
診療・介護報酬ファクタリングの取扱いあり
ネクストワンにおけるファクタリングのメリットとして、最後に挙げられるのは、診療・介護報酬ファクタリングの取扱いがあるということです。
ネクストワンでは、買取ファクタリング(2社間・3社間ファクタリング)のほかに診療報酬ファクタリングと介護報酬ファクタリングを取り扱っています。
高齢化社会を迎えている現在、医療や介護の資金調達をする必要がある場合、ネクストワンのファクタリングを利用することができます。
ネクストワンにおけるファクタリングのデメリット
ネクストワンのファクタリングには、メリットだけでなく次のようなデメリットもあります。
- 個人事業主・フリーランスは利用できない
- 債権譲渡登記が原則必要
それぞれ解説します。
個人事業主・フリーランスは利用できない
ネクストワンにおけるファクタリングのデメリットとして、まず挙げられるのは、個人事業主・フリーランスは利用できないことです。
というのは、ネクストワンのファクタリングは、法人専門のサービスだからです。
そのため、個人事業主やフリーランスの方は、個人事業主やフリーランスにもサービスを提供しているファクタリング業者を選ぶ必要があります。
債権譲渡登記が原則必要
ネクストワンにおけるファクタリングのデメリットとして、次に挙げられるのは、債権譲渡登記が原則必要だということです。
ファクタリングは、債権を譲渡することによって資金調達をするため、債権譲渡を登記することが可能です。
ネクストワンのファクタリングでは、債権譲渡登記が原則必要だということです。
債権譲渡登記には、債権譲渡したことを広く知らせることができ、第三者に対する対抗要件を備えることができるというメリットがあります。
ここでいう「対抗要件を備える」とは、債権を譲渡したことを第三者に主張できることを意味します。
一方で、売掛先に債権を譲渡したことを知られるおそれがあるというデメリットがあります。
というのは、売掛先に債権を譲渡したことを知られると、自社の資金繰りが悪化しているのではないかと疑われるリスクがあるからです。
そのため、ファクタリング利用会社としては、債権譲渡登記をできればしたくないのです。
したがって、ネクストワンのファクタリングでは、債権譲渡登記が原則必要なのはデメリットになるのです。
ただし、ファクタリング利用会社の状況によって、債権譲渡登記の必要性が改めて判断されることがあります。
ネクストワンにおけるファクタリングの口コミ・評判は
ネクストワンにおけるファクタリングの口コミ・評判は、どんな感じなのでしょうか。
ここでは、ネクストワンのファクタリングを実際に利用した人の口コミ・評判を紹介します。
口コミ・評判①
調達額 2,300万 手数料 5% ご連絡から翌日で実行
熊本県 製造業
支払いサイトの急な変更が原因で資金ショートした際に利用させてもらいました。他社と比較しても手数料が安く、スタッフの対応もよかったので助かりました。
出典:ネクストワン公式サイト
ファクタリングを利用する際の典型的な事例の1つです。
手数料の安さ、スタッフの対応もよかったようですね。
口コミ・評判②
調達額 200万 手数料 8% ご連絡から当日で実行
兵庫県 デイサービス業
昨年まで、介護報酬を3社間ファクタリングで使用していました。会社の法人格変更に伴い別会社を立ち上げ業務移動を行っておりましたが、今回資金ショートに陥り以前使用していたファクタリング会社に問い合わせをしたところ、会社が変わっているので契約できないと断られてしまいました。先週から、数社ファクタリング会社に問い合わせをしていたのですが一向に話が進まず問合せする会社が増えていくだけでした。最後の方に問合せをした会社の中にネクストワンさんがあり、他社とは違いスムーズに話が進み申込から数時間にて契約まで至ることができてとても助かりました。時間的な都合で3社間での契約は出来なかったので手数料は高くなりましたが、次回からは3社間契約に切り替えていただき手数料も安くしていただこうと思います。営業担当方も契約担当の方も、介護報酬のことに対してとても詳しく話がしやすかったのがとても印象的です。聞くと国保連専門で担当をしていることなのでなるほどなぁと納得しました。
出典:ネクストワン公式サイト
ネクストワンで介護報酬ファクタリングを利用して、最短即日で資金調達できた事例です。
ただし、ネクストワンにたどりつくまでは、苦労したようです。
この事例からは、買取ファクタリングだけでなく、介護報酬ファクタリングにも精通している担当者がいるネクストワンは頼りになるということがわかります。
口コミ・評判③
調達額 500万 手数料 7% ご連絡から翌日で実行
愛知県 自動車部品製造業
今まで前倒しで入金していただいてた売掛先が前倒しでの入金が出来なくなり資金が足りなくなりました。明日には、支払期日が迫っておりすぐに資金化できる会社を探しました。州という場所柄、すぐには行けないと言われることもありましたがネクストワンさんはすぐ出張で来ていただきありがたかったです。ファクタリングを利用するのは初めてで、当初は不安でしたが、営業担当の方の丁寧な説明と契約担当の方の安心感もありネクストワンさんで良かったと思います。資金繰りも細かく見ていただき、次回必要な金額も明確にわかったので助かりました。銀行融資までの繋ぎ資金として数回お願いしようと考えています。
出典:ネクストワン公式サイト
ネクストワンの公式サイトでは触れていないですが、ネクストワンでは出張対応もしているようです。
もし、出張対応を依頼する場合は、ネクストワンにお問い合わせください。
口コミ・評判④
調達額 150万 手数料 10% ご連絡から当日で実行
千葉県 運送業
初めて取引した売掛先が倒産してしまい、入金がなく従業員の給料が払えないという状況になりました。銀行融資は時間がかかると言われ、ネットで色々調べていたところ、御社のサービスを知りました。時間の問題で間に合わないかなと思っていましたが、思っていたよりスムーズにご対応いただき、なんとか当日の給料支払いに充てることができました。電子契約という初めての経験でしたが、担当者が遠隔で確認をしてくれていたので契約も時間がかかることなくできました。
出典:ネクストワン公式サイト
売掛先が倒産してしまい、従業員の給料のための資金がショートした事例です。
給料日に給料が払えないとなると、一大事です。
そのため、この会社はネクストワンのファクタリングを利用して、最短即日で資金調達することに成功しています。
口コミ・評判⑤
調達額 2,000万 手数料 10% ご連絡から2日で実行
埼玉県 電気工事業
他社を利用していたが、手数料が安いところを探していると問い合わせ。他社で数回利用していたこともあり、手数料で利益がなくなり、資金繰りが厳しい状態ではあったが、乗り換えで契約をし、手数料負担が減ったこともあり資金繰りに余裕が出てきた。最終的に、他社で18%から乗り換え後10%になりました。
出典:ネクストワン公式サイト
ファクタリングの特徴の1つに、銀行融資などと比べて手数料が高いことが挙げられます。
そのため、この事例のように立て続けにファクタリングを利用すると、資金繰りが悪化するおそれがあるので注意が必要です。
口コミ・評判⑥
調達額 50万 手数料 12% ご連絡から2日で実行
広島県 リフォーム工事業
以前に利用していたファクタリング会社の手数料が高かったため他社に問い合わせをしてみました。あい見積もりを数社とってみたところ、手数料はA社が安かったのですがその他費用が高く提示されました。ネクストワンさんは、手数料はA社より多少高くてもその他費用全てあわせるとA社より安く提示していただけました。契約方法も電子契約を勧められたのですが、私自身がPCに不慣れなため、出張での契約を希望しました。全国各地に契約に行っている社員さんがいるとのことで次の日には、契約に来ていただくことが出来ました。次回以降の契約は、電子契約にチャレンジしてみようと考えています。
出典:ネクストワン公式サイト
ネクストワンのファクタリングでは、オンライン契約をすることができますが、実際に会って(面談)契約することを希望する方もいます。
もちろん、ネクストワンでも対応可能であり、面談、郵送、電子契約の中から選択することができます。
ネクストワンのファクタリングを利用する際の流れ
ネクストワンでファクタリングを利用する際の流れは、次のようになります。
- 相談・問い合わせ
- 面談・審査
- 審査結果の通知
- 契約の条件を提示・確認
- 契約
- 入金
1.相談・問い合わせ
ファクタリングを利用するに当たって、自社の希望を伝えるとともに気になることを質問して確認します。
- いつまでに資金が必要か(最短即日など)
- 手数料はいくらか など
2.面談・審査
面談はオンラインでも可能です。
必要書類を提出したら、すぐに審査に入ります。
ご面談時【必要書類】
・身分証明書(免許証・パスポートなど顔写真付き)
・会社謄本(履歴事項全部証明書)コピーでも可
・決算書(直近2期分)
・売掛先への請求書
・成因資料(契約書・納品書・注文書・発注書など)
・入出金の通帳・当座勘定表(当座をお持ちの場合)
・小切手帳・手形帳(当座をお持ちの場合)
・納税証明書
出典:ネクストワン公式サイト
3.審査結果の通知
最短即日で資金調達する場合は、審査は1時間程度で終わります。
その後、審査結果が通知されます。
4.契約の条件を提示・確認
契約する前に、条件が提示されるので、確認します。
また、契約時にも必要な書類があります。
ご契約時【必要書類】
・印鑑証明(買取先の件数により変わります)
・会社謄本(履歴事項全部証明書2通)
・社判・実印
出典:ネクストワン公式サイト
5.契約
契約の条件を確認したら、ネクストワンが契約書を作成するので、契約します。
6.入金
契約終了後、ファクタリング利用会社の指定口座に買取代金が入金されます。
ネクストワンにおけるファクタリングの利用に向いている人とは
ネクストワンにおけるファクタリングについて、メリット・デメリットや口コミ・評判、流れを解説してきました。
では、ネクストワンにおけるファクタリングの利用に向いている人は、どんな人でしょうか。
ネクストワンにおけるファクタリングの利用に向いている人は、次のような人です。
- 法人
- 最短即日で資金調達したい人
- 手数料など資金調達コストを抑えたい人
- 大口の売掛債権を現金化したい人
- オンライン手続きで契約まで完結したい人
それぞれ解説します。
法人
ネクストワンのファクタリングは、法人専門のため、個人事業主やフリーランスは利用できないからです。
最短即日で資金調達したい人
ネクストワンのファクタリングは、最短即日の振込みに対応可能です。
ただし、ファクタリング利用者にも必要書類の迅速な提出などが求められます。
手数料など資金調達コストを抑えたい人
ネクストワンにおけるファクタリングの手数料は、業界最低水準のため、資金調達コストを抑えることができます。
大口の売掛債権を現金化したい人
ネクストワンのファクタリングで取り扱う売掛債権の金額は「30万円~上限なし」のため、大口の売掛債権を現金化したい人に向いています。
オンライン手続きで契約まで完結したい人
ネクストワンのファクタリングは、オンライン手続きで契約まで完結できます。
まとめ
この記事では、ネクストワン(ファクタリング会社)の口コミ・評判を解説するとともに、メリット・デメリットを解説しました。
ネクストワンは、最短即日で資金調達ができ、手数料が業界最低水準にあるなどのメリットがあるファクタリング業者です。
その他にも、次のようなメリットがあります。
- 最短即日で資金調達できる
- 手数料が業界最低水準
- 売掛債権の買取金額が上限なし
- 資金調達の成功率96%
- オンライン手続き可能
- 償還請求権がない(ノンリコース)
- 診療・介護報酬ファクタリングの取扱いあり
このようなメリットだかでなく、デメリットもありますが、ネクストワンの口コミ・評判はなかなか良いようです。
この記事が、ファクタリング業者を検討する際の参考になれば幸いです。