どうしても、お金が必要な時、「トラックを担保にして融資を受受けられたらいいな」と思われたことがある方は意外と多いのではないでしょうか。
カードローンやファクタリングの利用ができなくても、日頃利用しているトラックを担保に融資が受けられれば、当面の資金繰りを乗り越えられる方も多いはずです。
しかしってどうやってトラックを担保に融資を受けて良いのか分からない方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで今回はトラックを担保に融資を受ける方法やメリット、デメリットについて説明をします。わかりやすく説明をしますので、ぜひ参考にしてください。
トラック担保融資の方法は2つ!
トラック担保融資とは、その名の通り、トラックを担保に融資を受ける方法ですが、小堀2つの方法があります。
- 預かり方式
- 乗ったまま方式
それぞれの方法について次の章からわかりやすく説明をしますので、参考にしてください。
預かり方式とは
預かり方式とは、トラックをトラック担保融資業者に預ける方式をいいます。トラック担保融資のメリットやデメリットについて見ていきましょう。
預かり方式の主なメリットは3つ
預かり方式には様々なメリットがありますが、主なメリットは3つです。
- 査定額が乗ったまま方式に比べると、高い傾向にある
- 安全な業者が多い傾向にある
- 車の名義が変わらない場合が多い
それぞれのメリットについてわかりやすく説明をします。
査定額が乗ったまま方式に比べると、高い傾向にある
預かり方式は後ほど説明する、乗ったまま方式に比べ、査定額が高い傾向にあります。
なぜなら業者から見るとトラックを預かれるため、事故などのリスクがないからです。
日常的にトラックを利用しなければ、査定額が高い預かり方式のメリットが非常に大きいでしょう。
少しでも大きな金額を借りたい場合は、預かり方式がおすすめです。
安全な業者が多い傾向にある
トラック担保融資を提供する業者の中には、残念ながら危険な業者もあります。違法な取り立てや高い金利を要求するような違法な業者です。
すべての業者が安心なわけでは無い業界の中で預かり方式を提供する業者は、比較的安全な業者が多い傾向にあります。
違法な業者の数が少ないのは、預かり方式の大きなメリットになるでしょう。
車の名義が変わらない場合が多い
預かり方式の場合は、車の名義はそのままであるケースが多いです。業者に車の名義を変えなくて済むのは大きなメリットになるでしょう。
預かり方式の主なデメリットは4つ
預かり方式には様々なメリットがありますが、デメリットもあります。主なデメリットは4つです。
- 完済するまで車を預ける必要がある
- 管理費がかかる場合がある
- すべての業者が安全とは限らない
- 車の名義が業者に変わってしまう場合もある
預かり方式のそれぞれのデメリットについてわかりやすく説明をします。
完済するまで車を預ける必要がある
預かり方式は完済するまで車を業者に預ける必要があります。完済するまでトラックの利用ができなくなってしまうため、日常的にトラックを利用する人の場合、なかなか利用が難しくなってしまうでしょう。
一部返済ではなく、完成するまで車を預ける必要があるのは人によっては大きなデメリットになってしまうかもしれません。
ただしほとんど使っていないトラックであれば全く問題はないでしょう。
管理費がかかる場合がある
車は運転をしなくても持っているだけでお金がかかります。
特にトラックの場合、一般的な車より管理費は大きくなる傾向にあります。
預かり方式の場合、業者に車を預けるので、その間の管理費は利用者が負担するのが一般的です。
管理費がかかってしまうケースがあるのは預かり方式を利用する際の大きなデメリットになってしまうでしょう。
ただし、自分でトラックを保有していても、管理費はかかるので、そのように考えればそんなに大きなデメリットでは無いかもしれません。
すべての業者が安全とは限らない
預かり方式は、すべての業者が安全とは限りません。
確かに後ほど説明する乗ったまま方式を提供する業者に比べて安全な傾向にあります。
しかし、預かり方式を提供している業者の中にも違法だ業者は残念ながらあるようです。
すべての業者が安全とは限らないので、しっかりと利用する業者を探す必要があるでしょう。
車の名義が業者に変わってしまう場合もある
預かり方式でも車の名義が業者に変わってしまう場合もあるようです。一般的には預かり方式の場合は、車の名義はそのままのケースが多いですが、業者によっては名義変更を条件にされる場合もあるようなので、注意が必要でしょう。車の名義を絶対に変えたくない場合は、利用する業者の条件をしっかり調べるようにしてください。
乗ったまま方式とは
乗ったまま方式とは、トラックを業者に預けずにそのまま保有できる方式になります。トラックを手元に置いておけるので、今まで通り乗ることも可能です。では乗ったまま方式のメリットやデメリットについて見ていきましょう。
乗ったまま方式の主なメリットは3つ
乗ったまま方式には様々なメリットがありますが、ほぼなメリットは3つです。
- 車を持ったまま利用ができる
- 家族に利用がバレにくい
- 名義変更が行われない業者もある
乗ったまま方式のそれぞれのメリットについてわかりやすく説明をしますので、参考にしてください。
車を持ったまま利用ができる
乗ったまま方式の場合、車を持ったまま利用ができます。日ごろからトラックを運転しなければならない人にとっては極めて大きなメリットになるでしょう。
トラックを保有しながら融資を受けられるので、非常にありがたい制度となります。
家族に利用がバレにくい
乗ったまま方式の場合、トラックはそのまま手元に残るため、家族などにトラック担保融資を利用したのがバレにくいのもメリットになります。
お金を業者から借りるのはなんとなく後ろめたいと思っている方も多いはずなので、利用が家族などにバレにくいのは大きなメリットになるでしょう。
名義変更が行われない業者もある
乗ったまま方式は、基本的に名義は業者になる場合が多いですが、中には名義変更を行わない業者もあるようです。
名義変更が行われない業者があるのも大きなメリットになるでしょう。
乗ったまま方式の主なデメリットは、5つ
乗ったまま方式の主なデメリットは5つです。
- 査定額が低い傾向にある
- 違法な業者が多い
- 車検証を業者に預けるなど、違法な手続きを要求される場合がある
- 名義が業者になる場合がある
- 万が一事故を起こして、全損などになった場合は、一括返済が求められる
乗ったまま方式の主なデメリットについてわかりやすく説明をします。
査定額が低い傾向にある
乗ったまま方式は、預かり方式に比べ、査定額が低い傾向にあります。なぜなら、トラックは利用者が保有するため、業者からするとリスクが高いからです。
トラックを保有したままお金が借りられるのは大きなメリットですが、査定額が低い傾向になってしまうのは乗ったまま方式の大きなデメリットになるでしょう。
違法な業者が多い
乗ったまま方式は、預かり方式に比べ違法な業者が多いです。
理由は定かではありませんが、やはりリスクが大きい、乗ったまま方式をあえて提供する業者なので、違法な業者が多いのでしょう。
違法な業者が預かり方式に比べて多いのもデメリットになってしまいます。
車検証を業者に預けるなど、違法な手続きを要求される場合がある
乗ったまま方式を提供する業者の中には、車検証を業者に預けることを要求するなどの違法な手続きを要求される場合があります。
当然ですが、車検証は車を運転する人が持っている必要があるので、明らかにほら手続きです。
しかし、平然とこのような要求をしてくる業者があるのは大きなデメリットになってしまうでしょう。
名義が業者になる場合がある
乗ったまま方式を提供する多くの業者は、名義はそのままであるケースが多いです。ただし、名義を業者に変更するよう要求する業者もあるのはデメリットになってしまうでしょう。
万が一事故を起こして、全損などになった場合は、一括返済が求められる
乗ったまま方式は、お金を借りることができ、そしてトラックを手元に置いておけるのが最大のメリットですが、万が一事故を起こして、全損などになってしまった場合は、一括返済が求められます。
トラックを失い、さらに一括返済が求められてしまうと資金繰りがかなり苦しくなってしまうはずです。
このように万が一事故を起こすと最悪の事態になってしまいますので注意してください。しかし事故は自分の注意だけでは防げるものではありません。相手が完全に悪い不慮の事故もあるでしょう。このようなリスクがあるのは乗ったまま方式の最大のデメリットといえるかもしれません。
預かり方式と乗ったまま方式には、それぞれのメリットデメリットがある。ご自身に合った方を選ぼう!
いかがでしたでしょうか?預かり方式と乗ったまま方式にはそれぞれのメリットやデメリットがあるのご理解いただけたでしょうか。どちらの方式も一長一短があるためご自身に合った方を選ぶようにしましょう。基本的には日常的にトラックを使っている場合は、乗ったまま方式が良く、日常的にトラックを使っていない場合は、預かり方式の方が良いでしょう。
まとめ
今回は、トラック担保融資について説明をしました。日頃利用しているトラックを担保にして融資を受けられるのは大きなメリットになるでしょう。ただし、違法な業者が多いなど様々なデメリットもあるので注意してください。今回の記事を参考にしていただき、トラック担保融資の理解を深めていただければ幸いです。ぜひ資金調達の1つとして検討してみてはいかがでしょうか。