法人向け優良ファクタリング業者10選!審査のポイントと注意点も解説!

法人向け優良ファクタリング業者10選!審査のポイントと注意点

ファクタリングとは一種の資金調達方法のことです。昨今では法人向けの優良ファクタリング業者があればいいけれど、沢山あってどこがおすすめなのかわからないという声を多く寄せられることがあります。

そこで今回は、次のようなことを主に解説します。

  • 法人がファクタリング業者選ぶ基準
  • ファクタリング業者を利用するメリット
  • 法人向け優良ファクタリング業者10選
  • ファクタリングを利用する法人企業の審査基準
  • 法人がファクタリングを利用する際の流れ
  • ファクタリング業者を選ぶ際に注意すること

法人でファクタリングを利用しようと検討している方はぜひ最後までご覧ください。

Table of Contents

ファクタリングとは?

ファクタリングとは?
ファクタリングとは、改めてどんな資金調達方法を指すのか考えてみましょう。仕組み、2社間ファクタリングと3社間ファクタリングの違いについて解説します。

ファクタリングの仕組み

ファクタリングとは、売掛先から支払われていない売上の請求書を売却してその債権を回収する資金調達法のことです。さらにファクタリングには買取型ファクタリングと保証型ファクタリングに分かれます。

買取ファクタリング

業界によっては売上が支払われるのに数ヶ月以上経過することがあるのが通常です。そういったことを理由に近年では法人向けのファクタリングには注目が集まっています。ちなみに日本に限ったことではなく海外でも普及しているサービスです。

保証型ファクタリング

入金日を過ぎても売掛先からの支払いが確認できなかった場合に限り使える仕組みになります。売掛金の一部から手数料を引いた金額を負担してもらえます。売掛先の急な倒産や支払い遅れなどのリスクにも対応できる点が素晴らしいと言えるでしょう。

3社間ファクタリングと2社間ファクタリングの違い

2社間ファクタリングと3社間ファクタリングの違いを説明していきます。

3社間ファクタリング

3社間ファクタリングの最大のメリットは手数料が安い点でしょう。また、審査にも通りやすい傾向にあります。即日現金化は難しい上に、売掛先の了承が必要な点がデメリットです。

2社間ファクタリング

2社間ファクタリングの最大のメリットは最短で現金化できる点です。売掛先にファクタリングの利用を知られる心配もありません。しかし、手数料は高めに設定されていますし、審査が厳しいです。

 

法人がファクタリング業者を選ぶ時のポイント8選を徹底解説!

法人がファクタリング業者を選ぶ時のポイント8選
法人がファクタリング業者を選ぶ時のポイント8選を徹底解説していきます。

手数料

ファクタリングの利用には手数料がかかります。通常2社間では10%から30%程度3社間では1%から9%程度です。3社間の方が踏み倒しの可能性が少ないことから、手数料は少なく設定されています。

また、手数料には以下のことが考慮されます。

  • 売掛先の信用度
  • 取引の回数
  • 売掛債権の金額

後に紹介する企業では手数料が低いところもありますので、見てみてくださいね。

取引可能額の下限と上限

ファクタリング業者によって取引可能額の下限と上限が異なります。10万円くらいの少額から利用したいのか、何百万単位の巨額の利用なのかで検討候補が変わってくるでしょう。自社が利用したい額に対応しているのか考える必要が出てきます。

契約方法の手段

ファクタリングの契約方法の手段は3種類です。

  • 対応
  • 郵送
  • オンライン

これらがあります。オンラインでの対応が一番迅速に資金化可能です。

入金スピード

ファクタリングを利用するなら入金スピードを考慮する必要があるでしょう。利用するのなら、スピード感を持って対応してくれる業者の方が好感度は高いですよね。

ファクタリング会社の対応

ファクタリング会社が顧客目線かといったことはとても重要になります。何かあった時に気軽に相談できる会社の方が利用しやすいですよね。

償還求償権の有無

もし万が一償還求償権がある契約を行うと、利用者自身が請求書の金額をファクタリング業者に支払わなくてはならなくなる場合もあります。手数料は安くなるのですが、安易に契約するのはやめましょう

ファクタリング会社の評判や口コミ

評判や口コミを探ってみることをおすすめします。利用した方の口コミは特に参考になりますよ。

取引実績

運営実績が長いファクタリング会社だと取引実績も多いので、安心です。

法人向け優良ファクタリング業者12選

法人向け優良ファクタリング業者12選

おすすめの法人向けのファクタリング業者12選をご紹介します。各々の会社のメリットを見て検討してくださいね。

1位:PMG


国内3ヵ所に営業所を構える法人向けファクタリングサービスPMG。スタッフが常駐しており、信頼性・透明性がより高い会社と言えるでしょう。
PMGの良い点は以下の8つです。

  • プライバシーマーク ISO/IEC 27001を取得
  • 個人情報の保護体制が完備
  • 4年連続で「顧客満足度」「スタッフ対応満足度」「対応スピード満足度」でNo.1
  • 審査通過率は92~98%と非常に高い
  • 入金スピードは最短即日
  • 手数料も1~10%
  • オンライン完結
  • 資金調達に関するコンサルティングを無料で提供

長期的なサポート関係を築くことでファクタリング以外にも大きな恩恵が得られます。

2位:資金調達ペイ


請求書をスマホで撮って送るだけで仮審査が可能な法人向けファクタリング会社資金調達ペイ
必要書類を集めるだけで苦労するのが法人ですよね。
資金調達ペイの良い点は以下の4つです。

  • スマートフォンで請求書を撮影・送信して仮審査可能。
  • 審査通過率は98%と極めて高い。
  • 入金は最短即日。
  • 手数料が1~10%。

費用感を先に掴みたい法人におすすめのファクタリングサービスと言えるでしょう。

3位:日本中小企業金融サポート機構


一般社団法人が提供するファクタリングサービス日本中小企業金融サポート機構です。

日本中小企業金融サポート機構の良い点は以下の4つです。

  • 非営利法人
  • 手数料も1.5%~10
  • 必要書類さえ揃えれば審査は最短30分
  • 入金は最短即日

経営コンサルティングに近いサービスを提供している点でとても評価されている団体です。

4位:ビートレーディング


迅速な取引で有名なファクタリング業者ビートレーディングです。最短即日での資金調達ができると記載している会社がほとんどですが、審査などに時間がかかることが多くあるでしょう。

ビートレーディングの良い点は以下の2つです。

  • 申込から入金まで最短12時間で対応している。
  • きちんと書類を揃えた上で9時から18時30分に申し込みを行えば、すぐに審査に取り掛かってもらえる。

5位:QuQuMo(ククモ)


申込から入金まで最短2時間で対応しているファクタリング業者QuQuMoです。

QuQuMoの良い点は他にいくつかあります。

  • 全てオンラインで完結。
  • 手数料は最大値(14.8%)についても記載されている。
  • 債権譲渡登記の設定が不要なので万が一の場合でもリスクがない。

6位:クイックマネジメント


申込から資金調達まで最短30分で対応しているファクタリング業者クイックマネジメントです。
他にもクイックマネジメントを利用するメリットはいくつかあります。

  • 取引可能額の下限はない
  • 最高で5,000万円までの取引に対応しています。
  • オンライン完結
  • 他社で審査に落ちてしまった法人も利用可能なことが多い。

迅速な対応や審査のゆるさがポイントです。

7位:ジャパンマネジメント


最短即日で5,000万円までの資金調達が可能なファクタリング業者の、ジャパンマネジメントです。
他にもジャパンマネジメントを利用するメリットはいくつかあります。

  • 担当者が法人のオフィスまで出張。
  • 償還求償権はない。
  • 保証人や担保も不要。
  • 他社からの乗り換えで利用する法人も多い

8位:GMO BtoB 早払い


リピート率86%以上など、法人から信頼されているファクタリング業者、GMO BtoB早払い
他にもGMO BtoB早払いを利用するメリットはいくつかあります。

  • 買取可能額は100万円から最高1億円まで。
  • 最短2営業日の入金。
  • 手数料は1%からに設定されている。

またGMO BtoB 早払いでは、担当者から丁寧なサポートを受けられるので人気です。

9位:ベストファクター


最短24時間で資金調達が可能なファクタリング業者ベストファクター
他にもベストファクターを利用するメリットはいくつかあります。

  • 手数料は2%からに設定されている。
  • 取引可能額は最小30万円から。
  • 小口取引にも対応している
  • 償還求償権なしの契約

比較的小規模な法人にもおすすめです。

10位:トップ・マネジメント


累計買取額は100億円で45,000件を超える買取実績のあるトップ・マネジメント
他にもトップマネジメントは以下のようなメリットが挙げられます。

  • 最短即日入金可能。
  • 取引可能額は最高3億円まで。
  • フリーランスのファクタリングにも対応している。
  • 小口取引にも対応している。
  • 自社ホームページで社員の顔を公開している点にあります。

実績が豊富なことから人気なファクタリング会社です。

11位:OLTA(オルタ)


クラウドファクタリングを導入しているファクタリング業者OLTAです。

OLTAでファクタリングを契約するメリットとして以下のことが挙げられます。

  • オンライン完結
  • 手数料が最大でも9%までと低めに設定

12位:アクセルファクター


審査通過率は驚異の93%のファクタリング業者アクセルファクター

アクセルファクターには、審査がゆるい他にもメリットがあります。

  • 最小30万円から最大1億円までの資金調達に対応。
  • 建築業界や運送業界に詳しい。

該当する法人は必見ですね。

法人がファクタリングを利用するメリット5選

法人がファクタリングを利用するメリット5選
法人がファクタリングを利用するメリットは5つあります。さまざまな魅力があるので、1つずつみて適切な利用を行いましょう。

スピード入金が期待できる

まず最短即日で入金を見込めることが多いということが挙げられます。業種によっては本来は3ヶ月後といったことは多いですよね。特に建築業や建設業などはそのような傾向にあるでしょう。

入金サイクルが非常に長いことで有名な業界では、黒字倒産ということもあり得ます。赤字倒産ならわかりますが、黒字倒産にならないようにファクタリングを利用しましょう。

資金繰りが改善する可能性がある

次に資金繰りが改善する可能性があるということが挙げられます。中には、資金繰りのアドバイスをしてくれる会社もあるのが魅力的な点です。利用したファクタリング会社に自社の経営状態についても相談してみると良いでしょう。

融資ではないので信用情報に傷がつかない

さらに、信用情報に傷がつかない点がメリットだということが挙げられます。融資ではないため、安心して利用できますね。

赤字でも利用できる

そして、赤字でも利用できる点がメリットだということが挙げられます。融資は赤字で利用することは不可能に近いですよね。経営がうまくいっていなくとも利用できるのは法人にとっては良いことでしょう。

売掛先の倒産リスクを防げる

最後に売掛先の倒産リスクを防げる点がメリットだということが挙げられます。保証型ファクタリングを利用することで、売掛先の倒産リスクや入金遅れを防ぐことができる点がメリットです。保険のような役割もあるところは良いですね。

法人がファクタリングを利用する際の審査のポイント3選

法人がファクタリングを利用する際の審査のポイント3選
ファクタリングを法人が利用する際の審査のポイント3選を紹介していきます。審査はゆるいところが多いですが、これらの条件を満たしてなければ受け入れられないことがほとんどです。あらかじめ自社の状況を理解した上で審査を受けましょう。

売掛債権の有無

審査のポイントの最重要項目といっていいのが、売掛債権の有無です。

設立されてあまり期間が経っていない法人の場合、確定した売掛債権があるかどうかということを重点的に見られている場合が多い傾向にあります。
ファクタリング会社は売掛債権を買い取ることにより利用できるようになっているため、契約としては必須事項ではありますよね。自社でできることとして、確立した売掛債権を証明するものを用意しておくことが挙げられます。

また、売掛債権がないと後々大変なことになりますし、違法の契約ということになりますので、注意しましょう。

売掛先の信用度

法人の契約でも個人事業主の契約でも同じですが、売掛先の社会的信用度も大切です。ファクタリング会社は資金を回収できないことを恐れています。ですから、そういったリスクを回避するために、売掛先に支払い能力があるのかを必ず確認しているのが現実です。

もし万が一、売掛先の社会的信用度が低い場合、審査に通過しても手数料が高くなることがあるので、注意が必要です。

法人の設立された時期を含めた将来性

意外かもしれませんが、法人の設立された時期を含めた将来性が見られることも事実です。ここの基準はファクタリング業者によっても変わりますので、十分に確認が必要な点でもあります。

審査のゆるい会社では法人が設立されてたった数ヶ月であった場合でも、売掛金さえ発生していれば良い会社もあるのが現実です。しかし、設立から1年以上経過していなければ審査に通過できない場合もあります。

たった数ヶ月である法人の場合はできる限り審査のゆるいファクタリング会社をおすすめしたいところです。1年以上たっている法人であればある程度のファクタリング会社は審査に通ることができるでしょう。

法人がファクタリングを利用する際の流れ

法人がファクタリングを利用する際の流れ
法人がファクタリングを利用する際の流れは、一般的に次の6ステップになります。3社間ファクタリングの場合は6ステップ、2社間ファクタリングの場合は5ステップです。1つずつ流れを見ていきましょう。

STEP1 取引先に通知(3社間ファクタリングのみ)

3社間ファクタリングでは、取引先にファクタリングを利用する旨を通知が行われます。それから債権譲渡の承諾を得ます。2社間ではこの流れがありません。取引先にファクタリングの利用を知られたくない場合は、2社間ファクタリングを利用しましょう。

2社間ファクタリングできちんとファクタリング会社に振り込みをすれば、取引先に通知がいくことはありませんので安心してください。もし踏み倒しをした場合は、取引先に通知がいくこともあるので、その点は知っておいた方が良いでしょう。

STEP2 申し込み

利用したい各ファクタリング会社のサイトにアクセスします。さまざまなファクタリング会社を紹介しましたので、多くの会社で見積もりだけでもしてみると良いでしょう。

通常オンライン完結のファクタリング会社では、Webフォーム、もしくは電話、FAXにて申し込みを行います。本記事でご紹介したファクタリング会社は無料相談が可能ですので、手数料や支払い期日などあれば気軽に問い合わせましょう。

STEP3 書類提出

審査に必要となる書類を用意して、Webフォーム・メール・郵送のいずれかの方法で提出することになります。

STEP4 審査

審査が行われます。この時に売掛債権の証拠となるものを準備しておくとさらに良いでしょう。審査方法はオンラインから、対面、そしてAIなどと多岐に渡ります。

ですから、ファクタリング会社によって審査時間が前後します。基本的には30分〜1時間程度で審査結果が出ることが多いでしょう。

STEP5 契約

契約を行います。契約時に買取金額、その他条件に関する説明が行われるのが通常です。もしあなたの会社が契約内容に問題が無いと判断できたら、ファクタリング契約を締結しましょう。

疑問点は契約前に聞いておくことをおすすめします。特に手数料について、支払い期日については尋ねておかないと損をすることになるでしょう。

STEP6 入金

契約締結後、あなたの会社が指定した口座に買取金額が振り込まれます。入金処理は概ね1時間程度ですが、混雑状況により前後することもあるでしょう。

 

法人がファクタリング業者を選ぶ時に注意すること

法人がファクタリング業者を選ぶ時に注意すること
ファクタリング業者を選ぶ時に法人が注意することをいくつか挙げていきます。これらのことに注意して選ぶと良いでしょう。また、ご紹介したファクタリング会社はこちらのポイントを含めて厳選しておりますのでご安心くださいね。

手数料には注意

まず、手数料には注意しましょう。ファクタリングは融資とは異なり、信用情報を傷つけない代わりに、高い手数料を取られるのがデメリットともいえます。

迅速に資金を調達しなくてはならない状況であっても、必ず手数料がどのくらいになるのかということは注意が必要です。無料相談や査定ができるところが多いですので、最終的にどのくらいの手数料を取られるのかということをきちんと確認してから契約しましょう。

迅速に資金を用意できたとしても、手数料でキャッシュフローが悪化するようでは話になりません。

悪徳業者には注意

ァクタリング会社の中にも闇金も隠れていることがあります。早く現金化したいという利用者につけこんでくる会社も中にはないことはありません。

以下のようなことがあった場合は悪徳業者を疑い、契約を進めないようにしましょう。

  • ホームページに記載されている住所が架空のもの
  • 事務所がない
  • 契約に関する説明が行われない
  • 契約を急かされる
  • 固定電話番号がなく、携帯電話しかない
  • 契約書の控えを渡してくれない
  • 商品を勧誘される

お金に関する取引ですので、法人の経営状態が悪くならないようにこのような業者には関わらないことをおすすめします。少しでも怪しいと思ったら連絡を取らないでおきましょう。

債権譲渡登記ありの場合は要注意

売掛先に資金繰りの悪化を知られたくないために、多くの法人が、2社間ファクタリングの利用を望みますが、注意が必要です。

2社間ファクタリングの利用をする場合は、債権譲渡登記ありになることがほとんどになります。この登記情報に関しては誰でも閲覧可能であるため、もしかしたら売掛先が気づくかもしれません。

少しこのことを頭に入れておきましょう。

法人向け優良ファクタリング業者を適切に利用しよう

法人向け優良ファクタリング業者を適切に利用しよう
本記事では法人向け優良ファクタリング業者を適切に利用するためのポイントを含め、以下のことを解説してきました。

  • ファクタリングの仕組みと流れ
  • 2社間ファクタリングと3社間ファクタリングの違い
  • ファクタリングを利用する際に考えるべきポイント
  • 法人がファクタリングサービスを利用するメリット
  • ファクタリングを利用する時の注意点
  • 法人向け優良ファクタリング業者12選

ファクタリングサービスを適切に利用することで資金繰りを改善しましょう。ご紹介した多くの会社が、キャッシュフローの相談も受けてくれるようなサービスの良いところばかりです。

くれぐれも悪徳会社に引っかからないように注意点はよく見ておきましょう。また、2社間の場合、債権譲渡登記はあります。ですから、ファクタリングサービスの利用を売掛先に知られる可能性もあるということは頭に入れておいた方が良いでしょう。

お金に関する取引をする上では信用・信頼が一番重要です。自社がファクタリングを利用するならどこなのか、あらかじめ考えておいて損はないでしょう。