カイポケとは、介護や医療などの情報提供を行っているクラウドサービスです。
そんなカイポケでは、中小介護事業者向けに介護ファクタリングサービス「カイポケ早期入金サービス」を提供しています。
そこで、この記事では、カイポケのファクタリングの口コミ・評判を解説するとともに、メリット・デメリットについても解説します。
カイポケのファクタリングとは（サービスの内容）
カイポケとは、介護や医療の情報提供などの事業を行っているクラウドサービスで、株式会社エス・エム・エスが運営しています。
カイポケは、介護事業者がより良い介護サービスを実現するため、介護サービスにかかる会計など経営や運営支援機能を提供するサービスです。
カイポケでは、中小介護事業者向けに介護ファクタリングサービス「カイポケ早期入金サービス」を提供しています。
「カイポケ早期入金サービス」では、国民健康保険団体連合会（国保連）に対する介護報酬債権をファクタリング業者である株式会社エス・エム・エスフィナンシャルサービスに譲渡することによって、早期に介護報酬を得ることができます。
具体的には、介護報酬債権を受け取るまで通常1.5か月ほどかかりますが、「カイポケ早期入金サービス」を利用すれば、約5営業日で受け取ることができます。
会社概要
| 会社名 | 株式会社エス・エム・エス |
|---|---|
| 本社所在地 | 東京都港区芝公園2-11-1 住友不動産芝公園タワー |
| 設立日 | 2003年4月4日 |
| 代表者 | 代表取締役社長 後藤 夏樹 |
| 資本金 | 23億1,022万円（2022年3月31日時点） |
カイポケにおけるファクタリングのメリット
カイポケの介護ファクタリングサービス「カイポケ早期入金サービス」には、多くのメリットがあります。
ここでは、カイポケ早期入金サービスのメリットを解説します。
カイポケ早期入金サービスの主なメリットとして、次の8つが挙げられます。
- 高い審査通過率99.8％
- 担保や保証人不要
- （債権買取）手数料は業界最安値水準の最大0.8％
- 各種手数料（初期審査料・更新審査手数料・更新料など）や解約費無料
- 介護報酬請求から約5営業日で現金化できる
- 新規事業者も利用できる
- 事業計画書の提出不要
- 上場企業（株式会社エス・エム・エス）が運営している
それぞれ解説します。
高い審査通過率99.8％
カイポケ早期入金サービスのメリットとして、まず挙げられるのは99.8％という高い審査通過率です。
というのは、カイポケ早期入金サービスの介護ファクタリングは、金融機関と提携していないからです。
審査通過率99.8％ということは、介護報酬債権さえあれば、ほぼ現金化できるということになります。
担保や保証人不要
カイポケ早期入金サービスの2番目のメリットとして、担保や保証人が不要なことが挙げられます。
というのは、介護ファクタリング業者に譲渡する介護報酬債権が担保として機能するからです。
（債権買取）手数料は業界最安値水準の最大0.8％
カイポケ早期入金サービスの3番目のメリットとして、（債権買取）手数料が業界最安値水準の最大0.8％であることが挙げられます。
というのは、他の介護ファクタリングサービスの中には、手数料が3％のサービスもあるからです。
カイポケ早期入金サービスは、効率的なシステム管理により運用費を抑えているため、業界最安値水準の手数料を実現しています。
各種手数料（初期審査料・更新審査手数料・更新料など）や解約費無料
カイポケ早期入金サービスの4番目のメリットとして、各種手数料（初期審査料・更新審査手数料・更新料など）や解約費が無料なことが挙げられます。
というのは、介護ファクタリング業者の中には、債権買取手数料以外にこれらの手数料や解約費がかかるところが多いからです。
一方、カイポケ早期入金サービスは、各種手数料（初期審査料・更新審査手数料・更新料など）や解約費が無料となっているため、安心して利用することができます。
介護報酬請求から約5営業日で現金化できる
カイポケ早期入金サービスの5番目のメリットとして、介護報酬請求から約5営業日で現金化できることが挙げられます。
というのは、通常、国民健康保険団体連合会（国保連）に介護報酬を請求してから支払いまで、1.5か月ほどかかるからです。
そのため、この点が介護ファクタリングを利用する最大のメリットの1つになります。
新規事業者も利用できる
カイポケ早期入金サービスの6番目のメリットとして、新規事業者でも利用できることが挙げられます。
というのは、介護ファクタリングは、融資ではなく債権譲渡のため、ファクタリング利用事業者の経営状況などが問われないからです。
また、介護ファクタリングの場合、介護報酬債権の売掛先が信用できる国民健康保険団体連合会（国保連）であることも、新規事業者が利用できる理由の1つになっています。
事業計画書の提出不要
カイポケ早期入金サービスの7番目のメリットとして、事業計画書の提出が不要であることが挙げられます。
この点も、新規事業者でも介護ファクタリングを利用できる理由の1つになっています。
上場企業（株式会社エス・エム・エス）が運営している
カイポケ早期入金サービスの8番目のメリットとして、上場企業である株式会社エス・エム・エスが運営していることが挙げられます。
というのは、上場企業である株式会社エス・エム・エスが運営しているサービスであれば、信用が高いからです。
具体的には、株式会社エス・エム・エスは、東京証券取引所（東証）プライム市場に上場しています。
カイポケにおけるファクタリングのデメリット
カイポケの介護ファクタリングサービス「カイポケ早期入金サービス」のメリットを解説しましたが、デメリットはほとんどありません。
敢えて、カイポケ早期入金サービスというより、介護ファクタリングのデメリットを挙げるとすれば、次の点です。
・介護報酬債権の現金化まで少なくとも5営業日かかる
というのは、資金が必要なときに最短即日ではなく、少なくとも5営業日がかかるからです。
カイポケにおけるファクタリングの口コミ・評判は
カイポケの介護ファクタリングサービス「カイポケ早期入金サービス」には、どんな口コミ・評判があるのでしょうか。
ここでは、カイポケ早期入金サービスの口コミ・評判を紹介します。
安定した経営に役立っています
「介護報酬は請求してから入金まで2ヶ月くらいかかります。この時間差によって、開業当初から慢性的に資金繰りに困っていました。銀行から融資を受けるまでではなかったのですが、0.8%という手数料の安さが魅力でカイポケの早期入金サービスを利用させていただきました。請求した報酬の8割がすぐに入金され、おかげさまで余裕を持ってサービス提供ができるようになりました。融資とは違い、自己資金ですし、すぐに利用できるので、安定経営に大変役立っています。」
出典：カイポケ公式サイト
カイポケ早期入金サービスのメリットを語っている口コミです。
手数料の安さから利用したカイポケ早期入金サービスによって、資金繰りは改善され、介護事業所の安定経営の役に立ったということです。
早期に資金を調達できて大変役にたっています。
「カイポケのサービスでは、カイポケ採用、カイポケホームページなどいろいろ利用させていただいておりますが、早期入金サービスもとても役に立ちました。そんなに大きな金額を請求しているわけではなかったのですが、先々資金調達に悩みたくなかったので利用しました。今は、経営が安定したので利用していませんが、一旦資金繰りを安定させるために大変役に立ちました。」
出典：カイポケ公式サイト
最初の口コミとほぼ同じメリットを語っています。
導入費用と手数料の安さが魅力でした。
「借入金の返済を一刻も早く進めたかったのと、職員の給与にあてる資金繰りに毎月頭を悩ませていました。カイポケ早期入金サービスは、他社に比べて導入費用、手数料が格安だったので、決めさせていただきました。今は、給与支払いがスムーズに行え、職員のモチベーションアップにもつながり大変役に立っています。」
出典：カイポケ公式サイト
ファクタリングには、手数料が高いというデメリットがありますが、カイポケ早期入金サービスの手数料は最大0.8％と安くなっています。
そのため、他社のサービスより使いやすくなっています。
また、借入金がある場合、介護ファクタリングの利用方法によっては早めに返済することも可能になります。
自己資金で運用でき、一気に事業を拡大するのに役立ちました。
「開業まもなく、介護報酬は2ヶ月後に入金されるので、支払額の方が多くなることもあり、人件費確保に悩んでいました。事業展開もかなえられていませんでした。しかし、介護ファクタリングは、融資・借入ではなく、自己資金で運用できること。また、事業展開のタイミングを逃さず拡大できること。申し込みも簡単で素早い手続きだったことから、カイポケ早期入金サービスを利用させていただきました。利用させていただいて、事業拡大に伴う人件費確保に余裕が持て、資金繰りが安定し、余裕が持てました。また、社員に還元することで、モチベーションアップにつながり、良いサービス提供と利用者様の満足度向上にも繋がりました。」
出典：カイポケ公式サイト
介護ファクタリングの最大のメリットの1つが借入ではなく、債権譲渡であるということです。
自己資金のため、返済する必要がありません。
カイポケ早期入金サービスは、介護報酬債権さえあれば、利用できることから中小介護事業者にとっては大変便利サービスになっています。
カイポケのファクタリングを利用する際の流れ
カイポケの介護ファクタリングサービス「カイポケ早期入金サービス」を利用する際の流れは、どのようになっているのでしょうか。
そこで、ここではカイポケ早期入金サービスを利用する際の流れを解説します。
カイポケ早期入金サービスを利用する際の流れは、次のようになります。
- 問い合わせ・相談
- 申込み
- 契約
- 債権譲渡通知書の送付
- 介護報酬を請求
- 介護報酬の入金
それぞれ解説します。
１．問い合わせ・相談
カイポケ早期入金サービスを利用する場合、申込みが必要になりますが、その前にカイポケに問い合わせて相談します。
自分の介護事業者はカイポケ早期入金サービスを利用可能か、申し込む際の提出書類などわからないことがあれば、教えてくれます。
わからないことがクリアになったら、申込みの準備をします。
２．申込み
カイポケ早期入金サービスに申し込む際は、次の書類を提出します。
1.ファクタリング契約書
2.早期入金サービス申込書
3.債権譲渡通知書
4.登記簿謄本（履歴事項全部証明書、発行から2ヶ月以内の原本）
5.印鑑証明書（発行から2ヶ月以内の原本）
出典：カイポケ公式サイト
３．契約
申込み後、提出した書類に不備がなければ、カイポケから契約についての連絡があります。
そこで、介護ファクタリング契約書など契約内容を確認して、契約します。
４．債権譲渡通知書の送付
ファクタリング利用事業者が、介護報酬債権を株式会社エス・エム・エス（カイポケ）に譲渡したことを通知するため、債権譲渡通知書を国民健康保険団体連合会（国保連）等に送付します。
その際、債権譲渡通知書は、ファクタリング利用事業者と株式会社エス・エム・エスの連名にして、内容証明郵便にします。
５．介護報酬を請求
債権譲渡通知書を送付後、ファクタリング利用事業者は国保連に介護報酬を請求します。
この場合、国保連は売掛先に、介護報酬は売掛金になります。
６．介護報酬の入金
介護報酬請求後、約5営業日ほどでカイポケからファクタリング利用事業者に介護報酬が入金されます。
このとき、入金される介護報酬は全体の80％になります。
残りの介護報酬は、1.5か月後に入金されますが、国保連からカイポケに支払われる介護報酬から手数料を差し引いた金額になります。
カイポケにおけるファクタリングの利用に向いている人とは
カイポケの介護ファクタリングサービス「カイポケ早期入金サービス」について、サービス内容やメリット・デメリット、口コミ・評判、利用する際の流れについて解説しました。
では、カイポケ早期入金サービスの利用に向いている人とは、どのような人なのでしょうか。
カイポケ早期入金サービスの利用に向いている人を挙げると、次のようになります。
- すぐに資金調達の必要がある人
- 資金が必要であるにもかかわらず、銀行融資を受けるまで待てない人
- 資金が必要であるにもかかわらず、銀行融資を受けることが難しい人
- 介護ファクタリングを一時的に利用したい
カイポケ早期入金サービスは、中小介護事業者向けの介護ファクタリングサービスです。
すぐに資金調達が必要な人や銀行融資を受けるのが難しい人向きなのは、通常の買取ファクタリングと同じです。
一方で、カイポケ早期入金サービスの特徴は、解約しやすい点です。
そのため、一時的な資金調達の手段として利用したい人向けの介護ファクタリングサービスと言えます。
まとめ
この記事では、カイポケのファクタリングの口コミ・評判を解説するとともに、メリット・デメリットについても解説しました。
介護の需要が増加している中で、中小介護事業者の中には経営が厳しくなっている事業者も続出しています。
そんな中小介護事業者の資金需要に対するサービスが、介護ファクタリングです。
その中で、カイポケの介護ファクタリングサービス「カイポケ早期入金サービス」は、中小介護事業者にとって、大きな選択肢の1つです。
この記事が、カイポケの介護ファクタリングサービス「カイポケ早期入金サービス」の利用を検討する際の参考になれば幸いです。
